BD-1とPacific-18はどちらも、開発はドイツr&m(riese und muller)社、製造は台湾Pacific社です。 r&m社はヨーロッパではBirdy Red/Birdy Green/Birdy Blue/Birdy Blackの名前で販売し、 日本では商標の関係でBirdyの名前が使えないためにBD-1/BD-3の名前で販売しています(ミズタニ自転車)。 これに対してPEUGEOTブランドのBirdyは、サイクルヨーロッパジャパン(PEUGEOT自転車の日本代理店、2002年4月現在)が日本専用モデルとしてPacific-18の名前で販売しています。 PEUGEOT Pacific-18については、サイクルヨーロッパジャパンの企画なのか台湾Pacific社の企画なのかは不明です。 サイクルヨーロッパジャパンの2002年カタログでは、Pacific-18がトップページを飾っています。
日本で売られるBD-1とPacific-18はほぼ同じ価格ですが、Pacific-18は、変速機系やブレーキ系のパーツのグレードがBD-1よりも1ランク落ちます。 これはおそらくブランド代だろうと思います。 しかしボディカラーについては、Pacific-18に軍配が上がります。 BD-1の上位モデルにはブルーやチタンカラーが用意されているものの、BD-1にはアルミのポリッシュ1色しかありません。 これに対し、Pacific-18には何と9色(Navy,Yellow,Sky blue,White,Cream,Off Brack,Off gray,Red&Polish,Polish)という豊富なカラーが用意されます。 カラーについては自動車同様、ヨーロッパに比べ日本はあまり熱心ではないようです (自動車の場合は売れ筋のわずかな色しか用意しないというメーカー事情優先の賜物で、日本には自動車産業はあるが自動車造りは無い言われる典型例です。購入前の大きな楽しみは色を選ぶことなのに)。
というわけで最後は、好きな色が選べるPacific-18が良いか、パーツのグレードが1ランク上のBD-1が良いかの選択になります。 でもここで注目したいのは、Birdyはマウンテンバイクのパーツを多く使っているのでパーツ交換を行いやすいという特徴です。 パーツを少しずつ好みのものに換えていくのは自転車の大きな楽しみの一つですが、ボディカラーは簡単には変えられません。 とはいうものの、オリジナルとは無関係なPEUGEOTブランドで本当にいいのか、本来のr&mブランドでなくてもいいのかという根本的な悩ましい課題があります。 私は有彩色のボディカラーが好みだったので、豊富なカラーを用意しているPEUGEOTからNavyとYellowを選びました。 でも本当に欲しかったカラーはヨーロッパ市場で売られているGreenです。(2002.4.29)
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