カメラ&写真集レポート/ベルボン ウルトレック45L/Verbon Ultrek45L

カメラ&写真集レポート/ベルボン ウルトレック45L


アイレベルの高さを確保しつつ、折りたたみ時は十分に小さくなる優れもの三脚がベルボン社から2010年に発売されていたことを知り、すぐに購入。これまで旅行用として使っていたスリックスプリントMINIは、伸長時の高さが109cmと少々低過ぎることが欠点だった。 以下、簡単に紹介する。(2012.9.19)
参考→手持ち三脚比較表

折りたたんだ状態
折りたたんだ状態
ウルトレック45Lは大きめの雲台が使われているため、折りたたむと少々頭でっかちな格好になる。 サイズは全高156cm、最低高35cm、縮長29.5cm、最大脚径24mm、段数6段、重量1,240g、定価35,490円(Amazonで17,089円)(税込み)。
雲台はかなり出っ張る
雲台はかなり出っ張る
雲台がもう少し出っ張らずに収納できると理想的なのだが。どうしても邪魔になる場合は、小さいシューを使った自由雲台QHD-U4Qを搭載する姉妹品UT-43Qが良いだろう。
ユニークな折りたたみ機構
ユニークな折りたたみ機構
上にたたまれている脚を下に開く仕掛けがこの三脚の大きな特徴で、29.5cmまで小さく折りたためる秘密はこの折りたたみ機構と6段の脚にある。
重厚感があり満足度は高い
重厚感があり満足度は高い
脚の根元部分は折りたたむとフラット面になる。小型三脚とは言え、折りたたみ動作には適度な渋みがあって重厚感と高級感が漂う。本格的に作られていることが伺え、所有する満足度はとても高い。
水準器付雲台
水準器付雲台
大きめのクイックシューが付く水準器付雲台PHD-43Q。マグネシウム製。水準器は水平方向と垂直方向の2Way。ハンドルレバーで操作できるところが魅力。
3段階の開脚角度調整
3段階の開脚角度調整
開脚は脚を真っすぐに展開した後、根元のリングを持ち上げながら120°回し、白い点と線を合わせてから行う。開脚角度調整ノブを横にスライドすると計3段階の角度に設定できる。開脚角度は脚ごとに設定できるので現場の状況に対応しやすくなっている。
6段伸縮する脚
6段伸縮する脚
2段目は専用のロックナット、3〜6段は先端のロックナットを回して固定解除・伸縮・固定を行う。
D200との比較
D200との比較
D200と比べるとその小ささがよくわかる。D200が1,510g、三脚が1,260g。合計すると3キロ近い2,770gとなる。
カメラバッグへの収納
カメラバッグへの収納
愛用のロープロ パスポートスリングの場合、三脚収納部にすんなり収納できる。
ロープロ
パスポートスリング

キャンパス地の柔らかいカメラバッグで、30〜35cmほどの三脚を縦に収納できるのが特徴。三脚収納部の背面のマチ(普段はジッパーで閉じている)を広げると、1泊旅行の着替え程度は飲み込んでしまう。今まで何度カメラバッグを買ったか忘れたが、これが一番重宝しています。(→デジカメWatch
カメラバッグへの収納
三脚収納部に収納
雲台側を下にして入れると、収納部のマチを広げずに済むのがうれしい。






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