940 Estate MDチェンジャー

940 Estate - レポート

〜 MDチェンジャー 〜


近所のカーショップで付けました。 MDチェンジャーを940に装着する時に注意しなければならないことは、940はヘッドユニットを一般の1DINヘッドユニットに換えることが難しい(1DINに換装する例はHideさんのサイトを参照)ので、RFモジュレーターキット(いわゆるFM飛ばし)を使わなければならないことです。


《ソニーのMDチェンジャーについて》
ソニーのMDチェンジャーには本体サイズが極めて小さいという魅力がありますが、もう1つ素晴らしい機能があります。それは、演奏中の音楽を止めることなく他のMDを交換できるという機能です。 これはマガジンを使用しないダイレクトスロットイン方式を採用していることによります。 以前ある雑誌でこのチェンジャーをトランクに設置している記事を見かけましたが、それだとせっかくのこの機能が使えないので何とか手の届くところに(車室内)に設置したいものです。


《RFモジュレーターキット》
RFモジュレーターキットはFM受信機能を利用してオーディオ機器を追加接続するためのキットで、オーディオ信号をFM波に変換する機能とチェンジャーコントロール機能が一緒になったハイダウェイユニットと、ディスプレー付ワイヤードリモコン、およびカードリモコンの3つで構成されています。 これを使うと、ヘッドユニットにFMチューナーさえ付いていれば各種オーディオ機器を追加できるようになります。
ソニーには汎用のRFモジュレーターキットRM-X59RF(10、000円)がありますが、ディスプレー部に操作ボタンがないので、今回はCDチェンジャー(SONY CDX-505RF)に付属しているものを流用しました。そのためディスプレーには"CD"と表示されます。


取付けについて

《MDチェンジャー》
本体サイズが幅176mm、高さ84mm、奥行き125mmと十分に小さいため、グローブボックスの中に入れてしまうことができました。 グローブボックスに入ったお陰でダッシュボード周りが煩雑にならずに済んで良かったのですが、車検証入れはラゲッジのサブトランクに移すことになりました。 しかし、グローブボックスに入らなければグローブボックスの下に吊るすつもりだったことを思えば大したことではありません。 チェンジャーから出ているバスプラグコードとピンプラグコードの2本のケーブルはグローブボックスの奥から引出してハイダウェイユニットに接続します。


《ハイダウェイユニット》
センターコンソールのヘッドユニットの裏側に設置しました。ハイダウェイユニットにはMDチェンジャーとワイヤードリモコンからのケーブルが接続されます。 また出力のRF信号ケーブルはヘッドユニットのアンテナ端子に接続されます。


《ディスプレー付ワイヤードリモコン》
サイズは幅145mm、高さ30mm、奥行き20mm。幅はシガーライター横の小物入れの幅と同じです。 リモコンは一番操作しやすいと思われるヘッドユニット下部の、リモコンの底面と小物入れの天井が同一面となる位置に両面テープで貼り付けました。 この場所はディスプレーが見やすい上に操作もしやすく、カセットテープを取り出すときやシフトレバーをPポジションに入れるときの邪魔にもならない絶妙な場所です。 ケーブルは小物入れの天井部を這わせ、穴を空けた奥から引出してハイダウェイユニットに接続します。はじめはどこにケーブルがあるのか分からなかったほど完全に隠すことができました。

操作部の照明について

ディスプレー付ワイヤードリモコンの操作部には透過照明が付いていないので夜間でも操作しやすくなるように照明を付けました。選んだ照明器具はシガーライターソケットに差し込んで使えるフレキシブルアーム型のもので(カーメイト製,980円)、操作部をほのかに照明することができます。 照明の色はブルー、グリーン、パープルの3種の中からパープルを選びました。パープルというので紫系を想像していましたが実際の色は赤そのものでした。 期待していたイメージとぴったり一致しました。


《電源》
ヒューズボックスのオーディオ・アクセサリー端子から取ります。


《音質》
CD並みとは言えませんが十分楽しめます。MDチェンジャーの再生周波数は20〜20000Hzですが、FM波を経由することによってどのような影響を受けるかについては資料がないので分かりません。 同じアナログレコードからダビングしたカセットと比較した場合、FM飛ばしでもMDの方が良い音質になるようです。


《MDのメリット》
カセットテープと比べると、音質がはるかに良い、サイズが小さい、収録時間が74分と長い、耐久性が非接触のため高いなど、いいことずくめです。 とくにサイズが小さいことのメリットは多大で、運転席サイドの小物入れに7枚(カセットだと3本)(写真左)、助手席サイドの小物入れに14枚(カセットだと3本)(写真右)、収納できます。さらに左右のドアポケットまで使えばまだまだ収納できます。


費用(1997年12月)

MDチェンジャー: 41,790円(税込み)(標準価格62,000円)
取付け工賃: 5,250円(税込み)