IPDアンチ・スウェイ・バー(ANTI SWAY BARS): | WS6K5024 |
アンチ・スウェイ・バー(ゆれ防止装置)を強化しました。 きっかけはボルボ仲間である宮崎(Hide)さんの940に試乗したことです。 宮崎さんの940はアンチ・スウェイ・バーの強化と同時にダンパーもビルシュタインに換えています。 6月の秋が瀬オフで試乗したときの、足腰がしっかりしたロールの少ないコーナリングがとても印象に残り、いずれ換装したいと思うようになりました。
このほどipdから共同で購入しようという話があり購入しました。取り付けはボルボ乗りの駆け込み寺と評判の高い小島商会さん(TEL.042-946-1791)にお願いしました。 小島さんはとても親切な方で、ホームページに掲載するつもりですと言ったら、写真を撮りやすいように外した標準品とipdの製品を並べてくれたりして積極的に協力してくれました。 返って仕事の邪魔をしたみたいで恐縮しております。 ありがとうございました。改めて御礼を申し上げます。
箱から出したアンチ・スウェイ・バーはきわめて太く、手応えのある重量とあいまって迫力満点でした。表面には防錆対策として亜鉛メッキが施されています。
ipdのアンチ・スウェイ・バーは1インチの太さがあり、標準品と比べるとフロント側で一回り太く(写真左)、リア側では直径が2倍程度もあります(写真右)。フロント側を取り付ける際に使う左右2個ずつの青いブッシュは、もう1セット(4個)予備が付属しています。
アンチ・スウェイ・バーはフロント側はフロントアクスルの前側に装着され、エンジンルームからとステアリングを一杯に切った前輪の内側から見ることができます。リア側はリアアクスルの後側に装着され、リアから見ることができます。私の940には昨年の12月にスタビライザーを装着していますが、それはフロントアクスルの後側に付いているので、アンチ・スウェイ・バーと併用できます。つまり足回りの剛性がより高くなるということです。
まず、何と言っても回頭性が良くなったとことが印象的です。言い方を変えると、ハンドリングがクイックになった感覚とも言えます。さらに、レーンチェンジした時のゆり戻しも減少し、レーンチェンジがスムーズに完了するようになりました。結果として、レーンチェンジそのものがとても楽しい仕事になり、必要もないのにレーンチェンジしたくるほどです。
次に、フラット感が増したことです。不整な路面を通過したときのフラット感が増したように感じます。私の940は、ダンパーとコイルスプリングは標準のままなので、上下方向は柔らかい足回りですが、左右方向は剛性が増したために、私にとっては理想的な足回りになりました。
あと、高速走行時のスタビリティーが明らかに向上しました。これは足回りのフラット感が増した結果ですが、今までよりも路面にぴたっと吸い付く感じが強くなり、高速コーナーでの緊張感が一段と少なくなりました。
アンチ・スウェイ・バーの強化によって、コーナリング限界は従来よりも幾分早めに現れるはずですので、そういう運動特性に変わったのだ、ということは肝に銘じておく必要があるかと思います。
結論としては掛けた費用に十分見合う効果を得ることができたと言えます。
換装後3週間を経た今、この一文を書き加えていますが、素晴らしいの一語です。乗るたびにうっとりしてます。ロール剛性が強化された結果、普通に曲がる程度では前方の景色がそれほど傾かず、ちょっとオーバーに言うと水平を保ったまま向きを変えているといった感じです。とにかくコーナーが楽しくなりました。
透明な樹脂を表面に盛った厚みのあるステッカーが2枚付属していました。ipdのロゴとスウェーデン国旗を組み合わせたデザインがグッドデザインだったので、リアゲートの左側に貼りました。
本体: | 225US$(1US$=112円) |
送料: | 55US$(分担分) |
取付け工賃: | 12,000円(小島商会 TEL.042-946-1791) |
作業時間: | 1時間 |