ヘッドランプ: | PIAA 80/80W H4プラズマブルーバルブ(H-48) 1998.2.28より PIAA 60/55W H4エクストリームホワイトバルブ(H-208) 2003.3.15より |
ルーム及び荷室ランプ: | スタンレー 10W RAYBRIGハイパーバルブ(RB3326) |
マップランプ: | スタンレー 5W RAYBRIGハイパーバルブ(RB164W) |
明るい白色光にチャレンジしました。
《ディスチャージ・ランプとハロゲン・ランプ》
このところ、純白の光を放つ車をよく見掛けるようになりましたが、実はそれがディスチャージ(H.I.D=High Intensity Discharge)・ヘッドランプであることを知ったのは最近でした。
ディスチャージ・ランプはアーク放電を応用した放電管ランプで、フィラメントを発光させるハロゲン・ランプに比べ、光量が2倍、消費電力が70パーセントという優れた特性を持つランプだそうです。
しかし、残念ながらこのランプは今のところH4バルブ車には後付けできないようです。
けれども、仮に後付けできたとしても20万円位かかることを考えると、1万円程度で済むハイパフォーマンス・ハロゲンバルブは、ディスチャージ・ランプを指向する人にとっては妥当な選択かも知れません。
《ハイパフォーマンス・バルブの種類》
ハイパフォーマンス・バルブにもいろいろな製品があります。
私が使ったいくつかは明るさの点ではいづれも申し分ありませんでしたが、投光色に関しては大きく分けて2種類ありました。1つは表面にコーティングを施して寒色系の白色を追求しているバルブです。もう1つは、従来の延長線上のものでコーティングせずに暖色系の白色のままとしているバルブです。
寒色系の中には青味を強調し過ぎて不自然なものもありました。このレポートで紹介するプラズマブルーバルブは十分明るい上に自然な白色の光を投光しており、消費電力が高いものの良くできたバルブだと思いました。
暖色系がよいか寒色系がよいかは好みの問題ですが、ディスチャージ・ランプを指向するなら躊躇なく寒色系、中でもプラズマブルーバルブがお勧めです。
私の主観ですがタイプ別に路面を照らす色の印象を大雑把に表現すると次のようになります。
タイプ | 路面を照らす色の印象 |
通常のバルブ | 電球色 |
暖色系の高輝度バルブ | 乳白色 |
寒色系の高輝度バルブ | 青味のある白色 |
プラズマブルーバルブ | 透明感のある白色 |
H.I.Dバルブ | 純白 |
PIAA製のプラズマブルーバルブは、80/80Wで135/115W相当の明るさを出す高効率ハロゲンバルブですが(写真右)、 PIAAによれば色温度が5000K(ケルビン)に達し、一般的なディスチャージ・ランプ(4300K)を数値で凌ぎ、太陽光(5250K)に匹敵する驚異的な明るさを実現したとのことです。 消費電力がロービームで左右合わせて50W(4.2A)増えるのが気になりましたが、思い切って使ってみることにしました。 装着した結果は視界が一変するほどのもので、非常に明るいクリアーな光を投光し(写真下左)、 外から見てもディスチャージ・ランプと間違えるくらいの白色光となりました(写真下中)。 そばに立つとヘッドライトのレンズカットも今までより美しくなったように見えます(写真下右)。 なお、同製品には色温度が同じながら60/55Wで110/100W相当の明るさという、消費電力を抑えた姉妹品(H-47)もありますが明るさの点で今一つです。
同じ消費電力で光量が2倍といっている通り、ルームランプ(10W)と荷室ランプ(10W)は確実に明るくなりました。しかし、マップランプ(5W)の方は明るくなったかどうかまだ実感できません。 なお、荷室ランプのバルブを交換する際、プラスチックカバーのツメを折ってしまい、ユニット全体を交換する羽目になってしまいました(Parts#:6846630、価格:3,840円)。
PIAA 80/80W H4プラズマブルー(H-48): | 9,300円(2個) | 1998年2月 |
PIAA 60/55W H4エクストリームホワイト(H-208): | 4,980円(2個) | 2003年3月 |
スタンレー 10W RAYBRIGハイパーバルブ(RB3326): | 500円(2個) | 1998年2月 |
スタンレー 5W RAYBRIGハイパーバルブ(RB164W): | 350円(2個) | 1998年2月 |
使用レポート
日付 | 内容 |
1998.2.28 | プラズマブルー80/80Wに交換 |
1998.10.11 | 左側断線 左右を新品と交換し、使っていた右側を予備に保存 |
2001.11.25 | 右側断線 予備と交換 |
2003.3.15 | 左右順次断線 エクストリームホワイト60/55Wに交換 |
2002年1月13日
ポジションバルブの1つが白化したため左右交換(12V5W→スーパーホワイト12V10W左右で600円)、
同時にフロントターンシグナルバルブのアンバー着色剤が剥げ落ちていたためこちらも左右交換(12V21W左右で580円)。
新しいポジションバルブの白さと眩しいほどの明るさは驚異的。
スモール点灯時のフロントマスクが一変。