スタビライザー: | 3526694(ボルボ純正オプション) |
ディーラーで付けました。97年後期モデルのオプション・カタログから載ったものですが、とても安価だったので12ヶ月点検の機会に取り付けました。
市街地走行では、2,30km/hの速度でコーナリングしたときの踏ん張り感が以前よりも向上し、ロールの量も少し軽減したようです。私の感覚では半分ぐらいに減った感じがします。 高速走行での直進安定性やコーナリング安定性についてはまだ分かりませんが、通常走行での様子から相当期待できそうです。
このスタビライザーについては「どうしてあんな鉄パイプ一本でこんな効果があるのか。こんなに効果があるのだから、最初から付けとけばいいのに」といったご意見をよく聞きます。 そこで、当ホームページの技術顧問である吉野さんにコメントをいただきましたのでご紹介します。
「簡単な話です。これは左右のメンバを繋いで剛性を上げているのです。 左右のサスペンション取付け部を繋ぐことにより、路面からの不規則な入力に対する勝手な動きを抑制してるという訳です。 その結果、ハンドルからの入力が、きちんとタイヤに伝わるようになり、安定感&ダイレクト感が増すのです。 ストラットタワーバーと同様の原理です」 「じゃあ、なんであんな安い鉄パイプを標準で取付けてないか?」 「あれを付けると確かにシャキッとするのですが、若干の弊害があります。 いままではボディのたわみにより吸収されていた走行中のタイヤの微妙な動きまでが、 直接ハンドルに伝わるようになってしまうことです。 これは、きちんとコーナリングするのには必要なことなのですが・・・」 「それをあえて避けたのは、日本での940の顧客の性格上、クルマも穏やかな性格にする必要がある、 と判断した結果ではないかと推測できます」 「なお、欧州仕様には構成部品として、最初から付いてるようです。 これはヘインズのマニュアルに掲載されている、シャシー裏側から撮った写真でも確認できます」 (1999.7.12 吉野@96y 940 Poler SX) |
本体: | 5,340円 |
取付け部品: | 520円 |
取付け工賃: | 1,900円 |
作業時間: | 取り付け工賃から算出すると12分 |