S90 Royal - レポート

S90ロイヤルエルメスに乗り換えてから延び延びになって2年間放っておいたヘッドランプレンズをクリーニングしました。 クリーニング後は目がパッチリといった具合で、まさに宝石のような輝きを取り戻しました。 作業時間は2時間半ほど。（2007.1.13）

クリーニング前 クリーニング前の全体が曇ってくすんだ感じなのはレンズの内側の汚れが原因。

クリーニング前 クリーニングの前と後はそれぞれ別ウィンドウに表示されるので比較できます。

クリーニング後 ガラスの底面（地面側）に付着していたサビが上からも見えていたのが綺麗になった。しつこい汚れはコンパウンドワックスで落とす。

クリーニング後 レンズの内側と反射鏡のクリーニングで宝石の輝きを取り戻す。

クリーニング後

クリーニング後 青く見えるのはPIAAのエクルトリームホワイトのバルブの色（照射光は純白）。

クリーニング後

作業 （S90クラシックの時のもの - 2004.8.30） レンズクリップを外す （1）ボンネットを開き、フロントグリル上部のトップフィラーパネルとフロントグリルを外す。 （2）レンズユニット上部にあるレンズクリップ3個をマイナスドライバーなどを使って外す（写真の赤丸部分）。 レンズクリップはレンズユニット本体とレンズを固定する留め金で、上部に3個、左右横に各1個、下部に2個、計7個ある。 ウインカーを外す （3）ウインカーを外す。ウインカーはバルブソケットを外した上で洗濯バサミの形をしたクリップをつまんだまま前方にゆっくり押し出すと外れる。 （4）レンズユニット横のレンズクリップを外す（写真の赤丸部分）。 （5）レンズユニット本体固定ねじ2本を外す（写真の赤丸部分）。レンズユニット固定ねじを外しておくと、ワイパーストッパーが動きやすくなるため、ユニット本体からレンズを分離しやすくなる。 グリルブラケットを外す （6）レンズユニット側面を露出させるため、レンズユニット本体に横からネジ止めされている、フロントグリルブラケットを外す（写真の赤丸部分）。 助手席側のフロントグリルブラケットを外すには柄の短いドライバ（L字型のドライバ）が必要。 レンズユニット側面 （7）レンズユニット横のレンズクリップを外す。 （8）レンズユニット本体固定ねじ2本を外す（写真の赤丸部分）。 （9）レンズユニット下部に手を入れ小型マイナスドライバーなど使ってレンズクリップ2個を外す。狭い場所なのでこの作業が一番困難。元に戻すときは手探りで留められる。 レンズを外した状態 （10）レンズをレンズユニット本体から外す。レンズと本体はパッキンで密着しているので先端が薄い小型のマイナスドライバーをガラス割れに注意しながら隙間に少しずつ入れ、パッキンを本体から剥がしていく（パッキンはレンズに付着してくる）。 （11）反射鏡を掃除する。水を含ませたウェスで拭いただけだがもっと良い方法もあるはず。表面のメッキは簡単にはげるので、そっと拭き、絶対に擦らないこと。 （12）レンズガラスの内側を洗って綺麗にする。仕上げは極細繊維のメガネ拭きがお勧め。