940 Estate - レポート

〜 940を決めるまで 〜


スウェーデン製品の魅力がボルボに目を向けさせた

スーリー社のジェットバッグを購入した1996年当時、両サイドを大きく凹ませたまま乗っていたプレーリーに嫌気をさしていたことや、シグマ以来離れていた4ドアセダンが懐かしくなっていたこともあって、ステーションワゴンタイプの車に気持ちが動いていました。 またその頃は、THLEのカーラックなどを通してスウェーデン製品の良さを感じていたので、少々贅沢かと思いつつもボルボに目が向かい始めました。 当時発売されたばかりのステージアや新しいレガシーも見ましたが、他の車を見れば見るほどボルボの良さを確信するようになりました。 そんなとき、家内の「消去法でいくとボルボになるんじゃないの」の一言で現実味を帯び始め、それからはボルボ一筋でした。


安全性の話ばかりのカタログに驚く

まず詳しく知ろうと早速カタログを請求しましたが待ちきれず、仕事帰りに新宿近辺のディーラーへ実車を見に行きました。 940を間近に見たのはこのときが初めてです。 残念ながら購入予約車だったので車内は見れませんでしたが、その時もらったカタログを帰りの電車の中で見たとき、今まで見てきたあれも付いている、これも付いているといった国産車のカタログと違い、めくってもめくってもいかに安全かの話ばかりであることに興奮を覚えました。 その後そのカタログはボロボロになるまで何度も熟読することとなりました。


プロモーションビデオ「VOLVO 940 1997」も煩悩に拍車をかけた

またその後、ディーラーの営業マンがくれたプロモーションビデオ「VOLVO 940 1997」も何度見たか知れません。このビデオはとても説得力に満ちており 「ボルボを買うということは単に車を買うということではありません。それは世界最高水準の安全を手にすることなのです」と冷静に話す女性ナレーターの声で始まる内容はとても衝撃的でした。 女性ナレーターの冷静な口調も940のイメージにピッタリでした。


ついに決心!

そしてついに、ある店の駐車場で買い物中の家族を待っていた時、目の前にダークグリーンパールの940エステートが現れ、ゆっくりと駐車する姿を見たとき、ボルボそのものといったスタイリングとちょうど夕暮れ時でダークグリーンパールのボディが素晴らしく美しく見えたこともあって、940に対する思いは不動となりました。 実は頑丈無比のスチールガードネット(これには驚きました)の迫力にも強く惹かれました。 また940シリーズが97年モデルをもって生産されなくなるという情報もあり少々発注を急ぎました。