940 Estate - レポート

〜 スウェーデン製品との出会い 〜


私が使ったスウェーデン製品

スウェーデン製品としてはボルボと並んでハッセルブラッド社のカメラなども有名ですが、私が使ったスウェーデン製品で思い出せるものは、北欧家具ではイケア社のパイン材を使用した8人掛け大型ダイニングセット、イノベーター社のデニム地リスニングチェア、最近ではプリムス社のランタン、スーリー(THULE)社のカーラックなどです。
それらの中で、改めてスウェーデン製品の素晴らしさに目を向けることになり、ボルボを手に入れるきっかけとなった製品は、たまたま買ったスーリー社のルーフラックでした。 ルーフラックを選ぶにあたっては、国産2社とスーリー社の3製品があり、どれ選んだら良いのか見当も付きませんでした。というわけで結局一番安いスーリーを選びました。


ネジのデザインにクラフトマンシップを見た

ところがルーフラックを自分で取り付けてみると、一見同じように見える他社のものとは取付け方からネジ1本に至るまで、作りやデザインに違いがあることがわかりました。 スーリーの製品には、強度を満たしさえすれば良いという考え方でコストダウンを追求したような作り方とは違う、必要な部分には十分なコストを掛けるというモノ作りを感じたのです。 たかがルーフラックですが、工業製品の基本とスウェーデン製品の優秀さの一端を見せつけられた思いがしました。 そして、ルーフラックのような実用品であっても、機能とデザインににじみ出るクラフトマンシップが大切なのだとあらためて実感しました。 ずいぶん昔の話になりますが、JBLのスピーカーユニットに接したときも、再生される音やユニットの造形デザインに、クラフトマンシップあふれる“こだわり”というものを知らされ、感動した覚えがあります。
その後、ルーフラックをルーフボックスに変える際も、デザインにおいても他メーカーの追随を許さないスーリー社のJETBAGを選びました。