フォト便り

[Photo letter]

池田さん : 2008年3月22日
お住い : 千葉市
: 1998 940 Classic Estate(シルバー)

メッセージ

岡村さん&皆さん 大変ご無沙汰しております。
本日(3/22)、宮崎@P1800S&ジャガーXJSコンバーチブルさんがPV544でご参加の「Caro Gran Sport R.C.2008」を今年も見てきました。
背が低く小柄なスポーツカーが多い参加車の中で、背が高く大柄なPV544は存在感がありギャラリーの目を引いていました。
今日から2日間、茨城・千葉を回って再びお台場フジTVに帰って来るとのこと。ご健闘をお祈りします。
写真を下記ブログにUPしましたので、ご笑覧あれ。
http://blogs.yahoo.co.jp/ike945/17707102.html



Caro Gran Sport R.C. 2008
(写真:池田@945さん)

スタートゲート
スタートゲート
惜しくも今回はスタートを切るショットを撮影できなかったとのこと
ゼッケン57番
ゼッケン57番
フジテレビを出発。これから筑波、銚子方面へ向かうぞ!
手を振る呉さんと宮崎さん
手を振る呉さんと宮崎さん
銀座の街角を通過するPV544の晴れ姿。

宮崎@P1800S&XJS・Convertible

Caro Gran Sport R.C. 2008(初日)

3月22日23日にフジテレビを出発し、筑波、銚子方面を走る「Caro Gran Sport R.C.2008」が開催され、総勢120台のクラシックカーが出場し、私どもも昨年同様「PV544」で出場いたしました。

22日早朝の4時に起床、5時に我が家にKさんがVOLVO PV544で迎えに来て頂き、潮風公園の駐車場へ向かいました。お揃いのレーシングスーツ、サイドにはスエーデンカラーのストライプが入っています。ジャンバーはブルーのワークス・ボルボ仕様、キャップもVOLVOのロゴ入り、出場した仲間からは「ボルボ・ワークス」だね。と、冷やかされてしまいました。

車検を済ませ、そこから場所を移動してテレポート駅前の大きな駐車場で最初のトライアル、昨年のジムカーナーでは張り切りすぎて次のPCを失敗してしまったので、今回は慎重にスタートしました。しかしながら朝一番のライン踏みはやはり難しく、二人の呼吸も合わず失敗してしまいました。
次にフジテレビの正面入り口へ移動して、オープニングセレモニーが行なわれました。ロータリークラブの主催なので、挨拶が延々と続きます。名誉会長の堺正章さんからも挨拶が有り、ロータリアンである司洋子さんによるフラッグの合図で1台づつスタートしました(写真左)。我々はゼッケンナンバー57番、120台の出走ですから丁度真中くらいです(写真中)。フジテレビをスタートして銀座通りをパレード、途中の交差点で940乗りの池さんが写真機をかまえていてくれました(写真右)。手を振ってご挨拶、応援に駆けつけてくれた池さんを始め多くの友人に感謝・感謝です。

その後、新橋から首都高に入り、常磐道、昨年は雨の中ワイパーが1本無くなってしまいました。今年は晴天でワイパートラブルも無く、快調にハイ・アベレージで走行していると、足元から「ゴトン」と言う異音が、暫く走ると再度「ゴトン」、ちょっと心配になり80Km/h程度に速度を落として走行することとしました。それ以来その異音は嘘のように消え、「何が原因だったのかな?」と二人で首を傾げる状態です。神様が「老体に鞭打って、そんなに早く走るな!!」とのお告げだったのかも知れません。
桜土浦ICで常磐道と別れ一路筑波方面へ向かいます。一般道に入ると、沢山のギャラリーが手を振ってくれて勇気付けられます。コマ図を頼りに快適なドライブ、ミスコースも全く無く阿見飛行場へ到着しました。3箇所のPCを終えた後は最高速に挑戦、スピードGUN測定です。常磐道での異音発生も有ったので、我々は無理をしないでアクセルを緩めました。フェラーリ軍団やスーパーカー達は逆にPCを捨てて、滑走路の端からフル加速、他の車が80Kmから 100Km/hの最高速なのに彼らは200Km/hのスピードを出したようです。田んぼに落ちる覚悟で臨んだとのコメントがありました。それが終わると、宿泊先である成田ヒルトンに向かいます。この途中でも沿道に大勢のギャラリーがいました。

ホテルへチェックイン、シャワーを浴びて19時からウエルカム・パーティーが始まります。今回は「ブラック・タイ」着用との事で、タキシードを着ての参加です。これも大騒ぎ、タキシードなんてこの20年来着た事が有りません。二人共貸衣装屋で調達しました。二人で「ああでもない、こうでもない」とお互いを手伝いながら、無事に着ることが出来ました。
そしてその後、最初に行なった事は「記念撮影」お互いのデジカメで写真を撮り合いました。いざ、エナメルの靴を履いて、パーティー会場へ向かいます。「タキシードを着てヤキソバなどを取りにいくバイキングは無いだろう!!」との我々の要望に答えて、コース料理でしたが、これまた、ロータリー・クラブ、延々と挨拶が続きます。朝の4時から起きて、エアコンも無い古い車で200Kmも走行して、眠いやら喉が渇くやら、約1時間のセレモニーが終わって、ようやく乾杯、シャンペンを一気に飲み干し、その後のビールも水の様に飲んで、喉の渇きを潤しました。

今回、成績は今一だったので、抽選会に期待を弾ませます。賞品はブライトリングの腕時計、時価「○百万円」と司会者が言っていました。でもフジテレビの会場でブライトリングの関係者に聞いた話では90万円とのことでした、その他に商品券10万円、ヒルトン成田のスペシャル・スイートの宿泊券、などさすがロータリー、盛り沢山の景品でした。しかしながら私を始め仲間も全員賞品をゲットすることは出来ませんでした。パーティー会場の外にはブライトリングの時計が沢山飾ってあり、いい目の保養になりました。担当者から購入を勧められましたが、「老眼なので細かな文字が読めないよ」とやんわりと断りました。「今、どの様な時計をお持ちですか?」と尋ねられたので「パテック、バセロン、ブレゲ・・・今日はオーディマ」と腕時計を見せたら、何も言わなくなってしまいました。(笑)
9時に終了予定のパーティーも終わったのは10時になってしまい、二次会も行なわず、部屋に帰って、明日に備え早めに就寝しました。
・・・まずは、初日の報告です。
(2008年03月27日 VolvoLifeゲストブックより転載)

Caro Gran Sport R.C. 2008(二日目)
初日の興奮で直ぐには寝付けないと思っていましたが、さすがに疲れが出たのか、ベッドに入ると直ぐに二人とも深い眠りに付きました。6時から朝食が出来るという事で5時30分の目覚ましの音で起床、まだ眠い目を擦りカーテンを開けると東の空に明るい太陽、今日も絶好のドライブ日和です。去年は雨でがっかりしたのを思い出しました。タイムスケジュールでは8時過ぎにホテルをスタート、約15Km先の日本自動車学校(NATS)での指定時刻は8時55分23秒ですが、余裕を持って8時前にはホテルを出発しました。成田ICから東関道で大栄ICを下り、NATSへ向かいます。順調に走れたので指定時刻の大分前に到着しました。広い駐車場に車を停めてエントラントの皆さんと車談義、これも結構楽しいものです。

指定時刻が近づいて来て、各車ゼッケン順に並んで、ライン踏みの準備に掛かります。携帯を使い117番で電波時計の誤差をチェック、皆30秒間隔でラインを踏む、1/100秒を競う競技です。我々のゼッケンは57番ですから53番は丁度2分前の8時53分23秒、54番は1分30秒前なのですが、54番のアルファロメオが指定時刻になっても動きません。54番は優勝候補ナンバーワンのルチアーノさん、我々が指定時刻を間違っているのかとパニックになってしまいました。指定時刻表の頁を見て再確認、ルチアーノさんの勘違いのようで20秒位遅れてラインを踏みました。直ぐ後の55番のMGAはその影響を受けて大幅に遅着となってしまいましたが、我々は冷静さを取り戻し、どうにか指定時刻でラインを踏むことが出来ました。その後3つのPC、曲がりくねったコースをどうにか通過しました。 日本自動車学校(NATS)を後にしてコマ図を頼りに銚子方面へ向かいます。途中ふれあいパークでスタンプポイント、大勢のギャラリーが応援に来ています。ゼッケン40番の堺正章さんはやはり何処へ行っても黒山の人だかりでした。

それにしても沿道には大勢の応援の方が手を振ってくれて心強い限りです。沿道に人がいると言う事はミスコースをしていない証明、ナビとして応援をしてくれている人を見つけると胸を撫で下ろします。一路次のPCの有る千葉科学大学へ向かいます。キャンパス内で3つのPC、これはスピードも遅いので、どうにかクリアー出来ました。これで、ライン踏みの競技は全て終了、昼食の会場へ向かいます。気が緩んだのか、ミスコースをする車が続出、しかしながら我々は一度もミスコースをする事無く、昼食会場の嘉平屋へ到着、鉄火丼と鰯のつみれ汁でお腹を満たしました。

駐車場へ戻ると、初老の方が我々のPV544の前に立っています。スエーデンカラーをまとった我々ですから、直ぐに気付き、話しかけて来ました。地元銚子のケーブルテレビの取材だそうで、並みいる名車のスポーツカーより腰高のVOLVOに眼が止ったようで、取材を受けました。「神5」のシングルナンバー、取材の人に「何処から来たと思いますか?」と尋ねると「神戸からですよね。」との返答、すかさず「いいえ、神戸では無く、神奈川の神なのです。」の一言にビックリしていました。そこでたたみ掛けるように「ナンバーの90−90」の意味が判りますか?」取材者は無回答、そこで私が「この車のドライバーは呉さんで90なのですよ。」と言うと、再度驚いていました。1962年当時、呉さんのお父さんが車検場で並んでこの番号を手に入れたそうです。そこで長時間に渡りビデオを回しての取材が行なわれました。また、我々の仲間のアバルトを興味深げに見ていた小さな子供をドライバー席に座るように促し、その子を持ち上げてコックピットに座らせたら、その子は興奮状態、ご両親も喜んで記念撮影を行なっていました。このアバルト207Aは日本に1台しかない大変貴重で珍しいバルケッタのスポーツカー、このほのぼのとした情景をケーブルテレビが撮影していました。

あとは、ゴールのフジテレビに向かうだけ。コマ図が無くても帰れますが、ここはコマ図に従って走行します。やはり帰路でも大勢の人が旗や手を振って応援してくれています。 後で判明したのですが、途中にシークレット・ポイントが有って、コマ図通りに走らなかった車は失格扱いとなりました。 佐原香取インターから東関東自動車道に入り、首都高経由、途中事故渋滞に巻き込まれましたが閉会式前に無事にフジテレビにゴール出来ました。

今回は入賞を目指して頑張ったのですが、コース設定がスポーツカー向きだったのと、我々の練習不足で入賞を逃がしてしまいました。上位の入賞者はやはり、ラ・フェスタ等で何時も上位に入っているチームで力の差を思い知りました。

しかし、2日間とも好天に恵まれ、また、沿道の熱い声援を受け、本当に楽しいイベントで、来年もチャレンジしたいと思います。 次のイベントは4月12日13日に行なわれる「マロニエラン」に出場します。宇都宮市役所を出発して、ツインリンクもてぎのフルコースを走り、夜は中禅寺金谷ホテルでパーティーです。大いに楽しんで来たいと思います。
(2008年03月30日 VolvoLifeゲストブックより転載)



岡村です
池田さん、お便り及び写真ありがとうございました。
宮崎さん、メッセージありがとうございました。
お二人の若さと情熱にはいつも頭が下がります。
宮崎さんのレポートは車上からのレポートのようでとても臨場感がありますね。
なお、呉さんのPV544は、呉さんと宮崎さんにもご参加いただいた
第20回南大沢オフ(2007.2.10)」に詳しく掲載しています。
(2008.3.29)