S90 - レポート

ここ２、３年、（1）時々冷えなくなる、（2）風が突然出なくなる、という現象が出るようになってきていたのですが、（2）のエアコンの風が出なくなるという現象についてはボルボ仲間から、おそらくその原因は風路を制御するエアフラップ・アクチュエーターの裏側にある回路基盤のハンダ付けが劣化しているためではないかとのアドバイスをいただきました。さっそく点検したところ、指摘された通りハンダ付け部分にクラックが見つかったのでDIY修理しました。（2010.8.21）
なお、（1）については、コンプレッサーのマグネットクラッチの故障と判り、コンプレッサーを交換しました（→ACコンプレッサー交換）。

エアフラップ・アクチュエーター エアコンの風を足元やフロントウインドウに出したりするなど、風路を制御する「エアフラップ・アクチュエーター・ソレノイドバルブ」。

助手席ダッシュボードの下にある エアフラップ・アクチュエーター・ソレノイドバルブのユニットは助手席のダッシュボードのアンダーカバーを外すとすぐに見える。

ユニットは簡単に外せる エアフラップ・アクチュエーターを固定しているボルト2本を外し、ユニット本体にネジ止めされている配線カプラーと、緑色のソケットに嵌め込まれている配線カプラーを外せば取り出せる。

回路基板のハンダにクラック エアフラップ・アクチュエーターの裏側にある回路基板。手前の4か所と一番奥の1か所に明らかなクラックを発見。ちょっと見ただけでは判りにくいが、ルーペなどで見るとハンダのクラックがはっきり判る。他の疑わしい部分も含めてハンダを盛り直して作業完了。