カーオーディオ

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Excellent Sound System 10Speakers 190W


カーオーディオはボルボS90ロイヤルエルメスに標準装備のシステムをそのまま手を加えずに使っています。 標準装備の190Wのパワーアンプは効果絶大で、自宅のJBLシステムに負けない迫力ある再生音が楽しめます。 特に重低音は豊かに再生されます。(2009.3.10)

ヘッドユニット
S90ロイヤルエルメスのキャビン
S90ロイヤルエルメスのキャビン
リスニング環境として、車の中は気兼ねなく音量を上げて聴くことができる魅力ある場所である。ただしあまり上げ過ぎると外に漏れて恥ずかしい思いをするので用心している。
ヘッドユニット
ヘッドユニット
入力ソースは、CD、CDチェンジャー、カセットテープ、AM/FMチューナー。これにFMトランスミッターを利用して聴くカーナビのハードディスクに入れたMP3の音楽ファイル。
後席コントローラー
後席コントローラー
後席のコンソールには、前後フェーダーコントロールつまみと左右バランス(&消音)コントロールつまみが付く。またリモコンを使えば入力切換、音量調節、トラック切換など、ヘッドユニットの大概の操作が可能。

前席・後席・リア 合わせて10スピーカー
リア(左右各1 計2)
リア (左右各1 計2)
リアシェルフ上に設置される左右のウーファーからはシートやドアを揺るがすすさまじい重低音が再生される。
後席(左右各2 計4)
後席 (左右各2 計4)
Bピラーのツィーター 後席用スピーカーとして、後席ドアにフルレンジスピーカー、Bピラーにツィーターが組み込まれる。
前席(左右各2 計4)
前席 (左右各2 計4)
前席用スピーカーとして、前席ドアにフルレンジスピーカー、ダッシュボードの上にツィーターが組み込まれる。

190Wパワーアンプはトランク内に搭載
トランク内にCDチェンジャー
トランク内にCDチェンジャー
左上に吊るされているのは6連奏CDチェンジャー。さらに奥の仕切り板の向こう側にパワーアンプがある。
仕切り板の奥にアンプ
仕切り板の奥にアンプ
左奥の床に設置されているのがS90ロイヤル専用装備の190W 4チャンネルパワーアンプ。ちなみに、中央は後席用ドリンククーラー、右は後席用エアコンコンプレッサー。手前はそれらのヒューズボックス。
アンプは専用プレートに固定
アンプは専用プレートに固定
このパワーアンプは放熱対策が施された分厚いアルミダイキャストの筐体に入れられ、頑丈な専用プレートにしっかりと固定される。ここから圧倒的な重低音が再生される、システムの心臓部。
190Wパワーアンプ本体
190Wパワーアンプ本体
ヘッドユニットから出力された音声信号はパワーアンプの上に吊り下げられるユニットまで8ピンDINケーブルで搬送され、ユニットからRCAピンケーブルで4chパワーアンプのリアシェルフ左右ウーファー(CH1,CH2)と後席ドア左右スピーカー(CH3,CH4)に入力される。スピーカーへの出力端子は反対側にある。

右チャンネル音声不調の顛末
(2015.11.17)
デジタル・シグナル・プロセッサーユニット?
取出したユニット
(ひょっとしてDSP?)
最近(2015年夏ごろから)、右側のウーファーと後席ドアスピーカーの音が出たり出なくなったりしてきたので近所の電装屋さんで調べてもらったところ、トランクルーム内のパワーアンプの上にあるユニットが怪しいことを突き止めました。外して分かったのですがパーツナンバーは 3533747-4969。端子は左から8ピンDIN入力ソケット、ウーファー用RCAピン出力(L/CH1・R/CH2)、後席ドアスピーカー用RCAピン出力(L/CH3・R/CH4)、アンプから供給される電源ソケット。
音声信号テスター
音声信号テスター
まずはヘッドユニットから来ている8ピンDINに左右の音声信号が正常に流れているかどうか確認するため、近所のオーディオ仲間(真空管アンプのプロ)から音声信号テスター(小型のタッパーに作り込まれた自作テスター)をお借りてチェックしたところ、4つのピンで音声信号が確認されたました(つまり4chの音声が来ている)。このテスターは調べたい端子に音声信号を検知するとその音声がスピーカーから聞こえるという超便利な優れもの。
ユニット内部
ユニット内部
取り出す前は、ヘッドユニットから来ている8ピンDIN端子をRCAピンに形状変更するだけのものだろう、しかしそれにしては大げさなユニットだなとは思いつつ蓋を開けてみたら、何としっかりとLSI付の回路基板が入っていました。それでこのユニットはデジタル・シグナル・プロセッサー(DSP)であることがほぼ確実になりました(ディーラーでは既にサポートが終了しているこのユニットに関する情報が得られませんでした)。
4ch分のLSIが並ぶ
4ch分のLSIが並ぶ
4チャンネル分のLSIが並ぶプリント基板。プリント基板の回路はわからないので、ハンダや配線の取り回しに問題がないかだけチェックしましたが特に異常は見つかりませんでした。となると回路自体の故障であろうと諦め、8ピンDINとRCAピンを直結させるつもりでとりあえず元に戻したら、何と4chすべての音が復旧していました。おそらく原因の切り分けをするために何度も端子を抜き差ししているうちに端子が綺麗になった可能性が濃厚という、あっけない幕切れとなりました。

残っている課題、その他
1.後席Bピラー埋込みのツイーターが鳴らない。(実用上は気にならない)
2.ヘッドユニットから直接駆動される前席ドアスピーカーとダッシュ上のツイーターのうち、ドアスピーカーがこれまで時々鳴らなくなってボリュームを大きくすると復旧するという珍現象があったのだが、この件が解決してからその現象が出なくなった。トランクルームのパワーアンプを切り離しても前席ドアスピーカーは鳴るので、完全に独立しているはずと思っていたのだが、ひょっとしたらDSPは前席ドアスピーカーにもある程度関わっているのかも知れない。







Bluetooth & FMトランスミッター による iPhone 再生

iPhoneホルダーの固定
iPhoneホルダーの固定
iPhoneの固定には星光産業社の「EC-124(テレキャッチ7)」(AB/\598)を使用。使用してわかったことだが、左右2箇所で支持するホルダーは iPhone を操作する際、上端と下端が動きやすいため操作性はあまりよくない。(2013.8.24)
J-Force JF-BTFMAXK
J-Force JF-BTFMAXK
商品パッケージ iPhoneおよびカーオーディオとのワイヤレス接続にはフォースメディア社から発売されたばかりのBluetooth対応ワイヤレスFMトランスミッター「J-Force JF-BTFMAXK」(→プレスリリース, Amazon/\4580)を使用。iPhoneからの音声信号をBluetoothで受信し、カーオーディオへはFM波で送信することで音声信号系を完全ワイヤレス化している。この製品は「JF-BTFM2K」の後継機であるが、この製品はブルートゥース機能が強化され、AAC/apt-Xコーデックを搭載したことで高音質および遅延の少ない伝送が可能となっているという。
FM周波数を設定
FM周波数を設定
iPhone充電用のUSB端子 現在カーナビ内の音楽を再生するためにFMモジュレータで88.9MHzを使っているので同じ周波数にしてみたのだが混信して受信できなかったため「88.7Hz」に設定(88.9MHz以外はすべて受信OKだった)。側面の周波数切替ボタンの長押しで設定周波数をロックできる。聴きながらiPhoneに充電したい場合はUSBライトニングケーブルで行う(短めがお勧め)。
iPhoneを聴く
iPhoneを聴く
接続は「JF-BTFMAXKのペアリングボタンを3秒長押し→iPhone5の設定でBluetoothをオン→デバイスJF-BTFMAXKを選択→カーオーディオのFM周波数を88.7MHzに設定→アンテナを伸ばす(旧車の場合)→iPhoneで音楽を再生」で完了。この機種はちょっとおせっかい過ぎるほど自動化されていて、次回からはiPhoneをポケットに入れたまま車に乗ってFMをONにすれば自動的に音楽が再開するのだ。
十分に楽しめる音質
十分に楽しめる音質
音質はFMトランスミッターということで暗い感じの音になるかと覚悟していたが、低域も豊かでメリハリのある中高音は期待以上だった。CDには及ばないもののAACコーデックの効果か「高音質」と謳うだけの音質は確保されており、充分楽しむことができる。少々残念なのはAACコーデックに特有らしい、時々曲の頭で音飛びがあること。
カーナビ機能
カーナビ機能
ついでの話だが、無料アプリの Google Maps を使うと、音声案内付きのカーナビに早変わり。実際に使ってみて画面が少々小さい以外、特に不足はなかった。女性の音声案内がとても聞きやすい(オフにすることもできる)。iPhoneの音楽やラジオなどもバックグラウンドとして聴きながら使えるのも良い。

※ iPhone 6 車載ホルダーについては、「アフターパーツ/iPhone再生環境」でレポート(→こちら)。